ミミーナ

from テツワン探偵ロボタック　ジシャックチェンジシリーズ
バンダイ　 1998

は～いみなさんお待たせ、ロボタックからいよいよミミーナが登場だピョン。
「ピョン!?」
そ、ピョンですよ！ウサギのキャラクターだからって語尾がピョンだなんてあんまり前時代的なんで、はじめは我が耳を疑いましたよ。だからって語尾がムーンだったらいいってもんでもないですけどね。

さて、この獣人玩具ケモチャのコーナーでロボタックを紹介したものかどうか、ちょっと悩みました。確かに動物を擬人化したキャラクターではあるんだけど、ぼくにとってロボタックのデザインは「犬人ロボ」ではなくて「犬ロボ」なんス。同様にカメロック、ダークローは亀ロボ・カラスロボだし、カバドスに至ってはすでにカバでも人でもないロボになっちゃってるし。そこで、見るからに「ウサギ顔の人間型ロボ」であるミミーナのおもちゃの登場を待つこととなったわけ。

第一印象すごくこわかったんですミミーナ。全身が真っ白だからのっぺりして見えたし、頭頂の黄色い三角形が「抜け落ちちゃってここだけ残った髪の毛」に思えたりして。今回、おもちゃのパッケージ写真で初めてじっくり彼女の着ぐるみを見て、そんなに可愛くないわけでもないんだなと思い直しましたが。っていうかおもちゃの顔はやっぱり可愛くないから、着ぐるみ作ったレインボー造形さんのセンスがいいってことなんでしょうね。実はボディも、看護婦さん姿を意識したらしいディテールが入ってますけどどうでもいいです。

左の写真、緑色のが新顔モグラッキー、赤いのがロボタック、黒いのが敵役のダークロー。中央の写真はそれぞれがジシャックチェンジと呼ばれる組み替え変形をしたあとのスペシャルモード。ミミーナはジシャックチェンジしない代わりに、シリーズの各キャラクターに装着できるパワーアームが付属します。パワーアームは先端のユニットが交換でき、右の写真でミミーナがつけているのはレンチユニット。つーか、ミミーナにはパワーアームつけられないのでこれはウソ写真。つまりミミーナだけ買ったとしたらどうしようもなく遊べねえのよね。

全員揃っていない状態なのでちょっとお恥ずかしいですが、ジシャックチェンジシリーズって値段の割につくりが大味な印象で、揃えてやろうという気がイマイチ起こらないの。せっかくボディにダイキャストを使っているんだからパッケージに「超合金」と書いておけばそれだけで買ってくコレクターもいたろうに。

前番組「ビーロボ　カブタック」からテントリーナが応援にかけつけたぞ。
「ミミーナ、ヒロインロボの座は任せたわよ！」
「はい！ってゆーかなんですか、その服」
「ドリームポシェットの服がぴったりなの」
ミミーナは肩が大きくて着せられないので、ちぇって感じ。

まあ、オプションパーツのおまけ扱いとはいえ、女子ロボが毎年発売されるのはうれしいことなので、来年もこの路線が続くようにがんばってくれロボタック！そのためなら金型の流用とかもじゃんじゃんやってくれ！（でもトランスフォーマーでただの色違いキャラとか出てきても気にならないのに、バンダイがやると腹が立つのはなんでなのかね）

ついでに、あまりの独善ぶりが熱い批判を集めているマスターランキングをご紹介。下半身のクジラがどことなくゴーゴン大公を思わせますね。

これはユタカのマスターランキング。ランキングアリーナにも変形して値段はバンダイのＤＸの10分の１と、お得な感じ。同じくユタカのポケットヒーローのディフォルメ人形を乗せるとけっこう楽しいぞ！

ちなみに冒頭の写真のミミーナは、スピッツの曲「バニーガール」のイメージで制作(笑)　衣装は紙製。