| ■長くてつまらない制作記事■ 「もしもし、いとみちさん？ぼくですグフフ〜。こんど国王とガンプラ対決するんですよ」
「そんな勝敗の見えた対決おもしろいか？」
「そう、ぼくの勝ちに決まってますよグフフ。それより、いとみちさんも参加しません？」
「ぼくだって国王と比べられるのはヤだよ」
「そういえばいとみちさん、ドムオフに未完成状態でプラモ持ってきましたよね」
「う…」
と弱みをにぎられ、バミューダvs国王のガンプラ対決に巻き込まれました。
レギュレーションはＭＧシリーズで発売されている１年戦争中のモビルスーツを、
オリジナル要素を盛り込んで作ること。
色まで塗って仕上げたことがあるのはＶガンダムの1/144サイズだけだったんで（笑）、
作業量は倍じゃきかないだろってことをふまえ、簡単そうなキットを選ぶことに。
ザク系はパイプがめんどくさそうなのでパス、最近発売されたガンダム・ジム系の機体は
内部骨格と外装を組まなきゃいけないので手間が多そうだからパス、
といった消去法の結果、
あっさりしたデザインでＭＧ初期ゆえパーツ構成も簡単だろうと考えＧＭを選択。
ところがこれがなかなか売ってなくて、
近所に売っていたというバミューダさんにお願いして入手したのがしめきり２週間前。
作業時間的に手痛いハンデをくらった。
当初はよけいなモールドをうめアニメ設定に近づけようともくろみ、
フロントスカートなどをちまちまいじくるも
同じコンセプトではるかに出来がいいHGUCのGMが発売され、やる気を失う。
MG GMでもっとも気に入らなかった、フンドシと左右スカートとに三分割されていたフロントスカートは、
プラ板を貼ってＺナイトのマリンカイザーのごとき２枚スカートに変更。
けっこううまくいったと思うが、よく見ると右上のエッジが削れているね。（笑）。
ネタに詰まっていたところ、観に行った映画「グラディエイター」が心に大ヒット。
剣闘士のGMをつくろう！と盛り上がる。われながら単純。
肩アーマー用にむかしの1/100旧ザクと、パーツ取り用に陸戦ガンダムを買ってきた。
旧ザクをそのまんま流用した肩アーマー。傷とか入れとけばよかったかも。
わかりやすいネタとして「NO ZION」と書いてみたが、
ほんとうは「ZEON」の表記が正しいらしい。大失敗。（笑）
ここで陸戦ガンダムのパーツ構成に驚愕。
内部骨格に一体成形の装甲をかぶせていく構成になっており、
パーツの合わせ目というのがまったくといっていいほど生じないのだ。
そんな構成が確立する前にキット化されたGMの継ぎ目の多いこと。
キットの選択を誤ったと再びやる気を失いかけるも、しめきりは目前。
がんばって塗装。
GMのままでは腕が貧弱すぎるため、
陸戦ガンダムの下腕を輪切りにして手首アーマーに。
GFF風にナナメの彫り込みを入れてみた。（笑）
同じく陸ガンから流用した手はカトキっぽくてカッコいい〜。
右肩はポリキャップの軸が丸見えだったので円形の板を貼ってごまかした。
右胸のグリルがないのは意図したものでなく、なくしただけ。（笑）
このほか、やっぱり気に入らなかったひょろ長い顔はアゴなどを削りこみ。
この工作で首がすかすかに見えるので、首の軸も短くした。
ストイックな剣闘士のイメージから白・グレー・ガンメタルで塗り分けたが
あまりの地味さに愕然。
あわててあちこちに赤ラインを入れたがフリーハンドだったのでふにゃふにゃ。
最後にコクピットハッチやグリルを「こすって銀さん」でメッキ風に。
この作業がすげい楽しくて、これだけでも作ったかいがあった。（笑）
肝心のサーベル。
陸ガンの80ミリキャノン基部をベースに、HGUCグフのサーベルグリップと
ガオレンジャー食玩のイーグルソードの刀身を使用。刀身は取り外し可能だ。
■結論■
GM好きさんはHGUCを組もう！ |
